ラーラースーツ

トラディショナルモデルの原型とされるスーツ。1900年に入ったころから1910年代までアイビーリーグの学生たちの間で、スポーツ観戦用に愛用され流行したものである。別名オーバーサイズドスーツ

ラウンドウィングカラー

衿型の1種。衿先を丸くして前に折った形で、タキシードなどに用いられたが、現在はほとんど見かけない。

ラウンドカラー

シャツの衿型の1種で、衿先が丸くカットされているものを指す。クラシックでエレガントなシャツスタイル、クレリックシャツに多くみられる衿型デザインである。

ラウンドチップカラー

衿型の1種。衿先を小さく、丸くしたもの

ライトウエイト

「軽量」の意味があり、スーツに用いられる場合は、特に薄手で軽量化された背広地について呼ばれる。対語はヘビーウエイト

ライニング

裏地」のこと。また、裏地をつける作業(裏打ち)のこともさす。裏打ちはきれいなシルエットを保つために付けられる表地の補強や、透ける布の場合にその防止のために付けられる。

ラウンジスーツ

主にイギリスにおいて使われる言葉で、背広全般を意味する。もともとは、現代の原型として1820年ごろ、にあらわれた男子服のことでラウンジジャケット、3つ揃い感のラウンジスーツへと徐々に変化して、現代の型に定着した。

ラウンデッドフロント

背広の前裾のカットで丸くカットされているものの総称。 もっとも一般的なデザインといえる。

ラクトボタン

合成樹脂で作られたボタンのこと。 俗に「ねりボタン」と呼ばれており、現在使われているボタンのほとんどはこのタイプのものである。

ラペル

背広やコートの「下衿」のこと。 「上衿」はカラーと呼ぶ。背広の流行、ルックスの違いによって狭くなったり広くなったりまた、さまざまなデザインが考えられている。基本的には、肩巾やまわり寸法が大きくなれば、ラペルも広くなり、逆に小さくなれば、ラペルも狭くなる。広いラペルをワイドラペルといったり、狭いラペルをナローラペルといったりする。

ラペルドベスト

衿つきのベストのこと。 特にクラシックなスタイルのスーツに用いるそれをさすことが多い。ノッチ衿ショールカラーピークドラペルなどの衿型が主である。

リーファー・ジャケット

リーファーとは帆船の帆を上げ下げする人のことで、英国の海軍少尉候補生がこれを任務としていたことから彼らが着用した制服をこう呼んだ。ダブルブレスト6ボタン型の厚手の紡毛毛織を用いた紺色の短い丈のボックス・コートで、背に縫い目のないワンピース・バッグと浅いサイドスリットが特徴となっている。 現在ではそれに近いデザインのダブルブレストジャケットを総称するブレザーの元祖。

リクルートスーツ

就職用のスーツ。 いわゆるフレッシュマンスーツのことで、新入社員用のものばかりでなく、会社訪問や入社試験のためのスーツも含まれる。ほとんどはナチュラルモデルの紺のスリーピーススーツとなっている。

立体裁断

ボディや人台に布を当て、服のシルエットを表現して型紙を起こす裁断方法

リボンタイ

ネクタイの1種。蝶結びにしたり、プレーンノットで結んだりする。

リンク・カフ

拝み合わせにしてとめるタイプの袖口。

ループタイ

留め金の装飾がついたひもネクタイの総称。

ルーミィポケット

アクセントとしての大型のパッチポケット、ポケット自体が大きいだけではなく、プリーツギャザーをあしらったタイプのことである。

レール・ロール

柄の種類。ダブルストライプともいい、2本の線で1組になった縞を並べたストライプ柄。

レギュラーカラー

その時代において、長さや開きが最もポピュラーな衿型のこと。時代によって変化する。プレーンカラーともいう。ワイドスプレッドカラーボタンダウンカラーなどとともに、ビジネススーツに合わせられる中心的なシャツカラーのひとつにあげられる。

レザーパッチ

カントリー調のツイードジャケットなどの肩やひじ部分に張り付ける革片の総称。

レザーボタン

革でくるんだボタン。カントリーライクなジャケットに多く使われるノーフォークジャケットには必ず付けられるボタンである。

レジャースーツ

非常にリラックスした雰囲気を持つニュースーツの名称。 ジーンズ的なイージーケア性とテーラードスーツのきちんとした味をあわせもつところに特徴がある。ジーンズファッションの後に生まれた新しいファッションで、かつてのノンスーツに比べてはるかに新鮮で影響力も大きい。

レセプション・スーツ

最近の紳士用フォーマル・ウエアの一種で、会社での着用を可能としながら、ちょっとしたレセプションにも参加可能なスーツのこと。 格式としてはタキシードとビジネス・スーツの中間。ダークカラーの上質なウール素材を使用して、DB6釦のスーツなどが主流。

レップタイ

凹凸感のある畝織りの生地で作られたネクタイで、「レップ」は横方向に畝のある織物の総称となる。レップタイに用いられる畝織りは、光沢のあるはっきりした畝に特徴があり、レジメンタルストライプの柄とされることが多い

ロックノットタイ

あらかじめセミウインザーノットの結び目となったネクタイ。子供の七五三用のスーツに合わせるネクタイも、このロックノットタイが用意されているものが多く、わざわざ締める手間が省けるのが特徴

ロロピアーナ

ゼニアと並んで、イタリアを代表する最高級生地メーカー。世界の最高級カシミアのうち、3割がロロピアーナによって生産されている。

ロングポイントカラー

シャツの衿型の1種。長い衿先が特徴的で、10cm以上ある。衿開きは鋭角に狭くなっていて、衿腰は高い。

ロングロールカラー

衿腰が高く、首のまわりを巻くようなデザインで作られるシャツ衿「ロールカラー」のなかでも、衿先が長く4インチほどもあるシャツカラー、ロングポイントカラーのこと。

ロンドンストライプ

白地と比較的太い縞が等間隔に並び、ストライプ柄を形成したもの。ストライプ巾は5ミリ程度のものが多く、スーツ地にも見られるが、シャツ生地の柄とされることが多い。